子供の政治利用
2014-07-02


「子供をだしにするのは卑怯である」と、護憲平和原理主義者の好きな「正論」を言っておきます。まあ「平和のためならいい、純粋な子供はわかっている」などと言い返されるだろうが。アホくさ。

集団自衛権の解釈変更については、そりゃアメリカのお許しがなきゃできないことです。アメリカのためと騒ぐのは筋は違わないのだが、逆に、アメリカのためという理由がなきゃ、解釈変更をアメリカが認めてくれなかったということでもある。
アメリカの本音は、日本に自主防衛なんてさせたくない、米軍の手伝いならよろしいということでしょう。
ただ、ある程度自立に成立したからには、ここから先はいちおう一般論的な解釈になるので、日本人としては、たとえアメリカが損になる状況でも行動の自由を得る足がかりを得たというべきです。

改憲手続きがあまりにハードルが高いうえ、9条遵守目的に手続きも絶対変えないといってる層があるんだから、国を守りたけりゃ実用的にはこうするしかないでしょう。

護憲派も、国民が支持するんだから大丈夫という自信があるなら、むしろ改憲手続きをもっと容易にするべきです。
自称リベラルが「相手に何も渡さない」という態度だから、相手も絡め手でやってくる。
改憲のハードルを低くした上で正々堂々と戦ってみたらどうなのか

正攻法でやりあわずに、こういうことをやってるから、軍事がアンタッチャブル領域になって、だれがコントロールしてるかわからなくなるのです。
戦争しないためにも、ちゃんとコントロールされた軍が必要なのであって、国民のためを考えればむしろ逆効果。
まあ国民のためなんて思ってないのでしょうけど。「市民」ていったいどこの何者なのか。

ただ、実際に改憲なんてしたら、アメリカはそーか勝手にやるんだなと手を引くどころか嫌がらせまではじめかねない。アメリカのバックがなければ中国は一気に来るぞ。
いまの日本の値段はアメリカ付きなのであって、ないとなったら、オーストラリアやインドの値踏みにも耐えられる状況じゃなし、日本のやりようとしては解釈変更程度ですませておくのが現状では正しいように思うんですけどねえ。シビアな国際情勢の中でアメリカサポなしでやっていける国であればいいとは思うが、現状ではリスクのほうが高そうだ。

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