長崎の、被爆者語り部に、中学生が暴言を吐いたと。
メディア報道は皆ひじょうに似たトーンです。
http://www.asahi.com/articles/ASG673RG9G67TOLB001.html
修学旅行生5人、長崎の被爆者に暴言 横浜の中学校謝罪 アサヒ
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20140607-OYS1T50048.html
被爆者に「死に損ない」 長崎修学旅行の中3暴言 読売
http://mainichi.jp/select/news/20140609k0000m040025000c.html
暴言:被爆者に「死に損ない」 長崎修学旅行で横浜の中3 毎日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140607/crm14060713100007-n1.htm
長崎被爆者に「死に損ない」 横浜の中3生、修学旅行中に暴言 産経
これに対しネット上でディスる論調も出ている。非常に下品ではあるが、事実とすれば知るに値する。
http://www.news-us.jp/article/399054244.html
長崎で修学旅行生が被爆者森口貢に暴言吐いた事件の 真 相 が 酷 す ぎ た !!! 朝日新聞がまた捏造をやらかしていたことも発覚!!! News U.S.
1.当時8歳だった森口貢は、佐賀の田舎に疎開しており、長崎原爆投下の被爆者ではない。(中略)3.森口貢は、1時間1万円の「講話謝礼金」のために、「長崎被爆者」と偽称し、語り部となり、伝聞や妄想や反日イデオロギーを語っている。(中略) 7.森口貢は、修学旅行の横浜の中3生から「死に損ないのくそじじい」と言われる前に、先にキレて生徒に対して「出ていけ」と暴言を吐いていた。
以下、思ったことを。
問答無用の強制イベントとして有難がってききなさい、というありようしか想定してない上に、その語り部が「実物」じゃない、という、なにがなんだかよくわかんない状況もどうだかだし、ここで強制イベントに巻き込まれたアホ中学生の振る舞いをヘイトスピーチ並みに報道するのもどうだかです。
ただの知識の受け渡しならこんな場所設定は要らない。感情移入を入り口とした歴史教育(一歩違えば洗脳なんだけどな)をたぶん目的としている以上は、退屈したアホ中学生を、きっちり巻き込んで「学習」させる力量や迫力が先生にも語り部にもなければ、本来この場は成立しない。
単に、ありがたいもんなのだから黙ってきいてろと命令するというと、これはもう日本の教育そのものですが、「場を読む」訓練の一環でしかないということですね。
繰り返すが、こういうものを強制するなら、退屈したものを巻き込み、反対するものと対話できる力量がいるのですよ。それがないのであれば、本来関心のあるものだけ相手するシステムにするしかない筈。
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