iPS細胞使用眼科手術の合併症
2018-01-22


iPS細胞移植の眼科手術後に「網膜が腫れた」そうです。

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「手術法の改良必要」 山中氏、iPS合併症問題     2018/1/18 18:22
「他人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜の細胞を、目に重い病気のある患者に移植した世界初の臨床研究で網膜がむくむ合併症が起きた問題について、京都大iPS細胞研究所の山中伸弥所長は18日、大阪市内での講演で「副作用が起こってしまった。手術に伴う合併症や手術法の改良がまだまだ必要だと学んだ」と述べた」

これ、「むくみ」は結果的におこるもので、要は、続発性に黄斑前膜ができました、ということらしい。
移植した iPS細胞が漏れて、ということかもしれないというわけです。
しかし、炎症細胞が付着すれば、iPS関係なしにおこります。

つまり、硝子体手術後の gliosis であれば、ふつうにどんな症例でも発生しうるのですね。
そんなもんいちいちなんで、と思いましたが、再手術は重篤事例の定義に入るし、重篤事例がおこったらすぐ発表しろとマスメディアとの取決めになってたそうです。

全症例終了して1年してからまとめて発表したいと病院側は考えてたそうですが、メディアがそれではいけないとねじこんだそうな。
はじめて行われることに、あからさまな事故ならともかく、通常手術でおこる程度のことをいちいち発表させるのはどうかと思う。

前膜はサンプル回収がなかなか難しい、すぐへばりつきますからね。
量がすくなくて PCR もかけられなかったそうで、細胞の由来がわからない


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