地域別保険点数構想
2024-04-17


地域別保険点数とかまたいいだしたらしい。
自己負担に直結するわけです。

医師の偏在是正へ地域別報酬 財務省審議会、薬剤費抑制も提言
4/16(火) 15:27配信 共同通信
「財務省は16日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会を開き、医師が都市部などに偏在している状況を是正するため、地域別の診療報酬を導入するよう主張した。医師が多い地域で診療報酬を減額するといった方法で、足りない地域への移行を促す。高齢化で増える薬剤費の抑制に向けた取り組みも進めるよう提言した。」


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それで若手医師が田舎に集まるとか言ってる変な人もいる。もともとの住民がでていく田舎に、保険点数があがるだけで医師が集まるという思考経路は理解しがたい
それはともかく。

前に、奈良が要望としてぶち上げたのは、うちは田舎で金がないから保険点数あたりの価格を下げろということでしたっけ、ただでさえ収入がないのによけい医者がよりつかないわと反発が出た。

今回の議論では、都市部は安くして医療側の収入減らし、非都市部(僻地とか)では高く設定して、田舎で開業しやすくしろや、僻地病院の収入もちょっとあげろやということらしい。

僻地の点数のほうが高ければ自己負担も高い。受診者側はどこにでもいける。足があれば非僻地の安い施設にいく
現状では、全国一律どこにいっても同じ医療費で安売り競争もできない。
競争に勝つために都市部の医療を安売りする状況を、わざわざ制度でつくってどうする。

そもそも、地域を個別に管理する構想は、僻地から非僻地への交通の便をよくする名目で道路作りまくる施策と完全に相反してる。
国土の全体構想がないのがよくわかる。

さきほどの奈良でいうと、、高野原の京都側とかにびっしり開業医ができる状況が想像されておもしろい。医師会にも入らないようないわゆるチェーン店式医療機関とかその出資による開業医とかがやってきて、制度が変わって金にならなくなったらすぐ廃業するだろう。
県内受診するのは重病人ばかりになる。より高いというのがわかれば受診抑制がかかって重症化もする。ぜんぜん自治体の負担は軽減されないんじゃないか?

いろんな非対称性は、たいがいは「結果」

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