保険点数もきつくなってきたし、白内障手術する施設は、どんどんやらないと器械も気安く買えないご時世です。
手術しないほうが、結果的には楽かもしれない。
手術してる施設は、いや必要な人にやってるだけ、どんどん勧めるようなことはしない、などというのですが、、、
ほんまかいな、と思うわけです。
で、自分の医院について、白内障手術時の症例の平均年齢を調べてみた。両眼やっても症例として一件として計算しています。
男性 70歳ちょっと
女性 75歳手前
公的保険で手術する年齢としておかしくないと思います。
男性は、仕事をするのに早めになってしまうの、かなと思った。免許で2種とか大型とか。ごく若いアトピーの症例もあったな。
これがずっと若い施設は、視力出てもなんでもやってるんじゃないかと思う。60超えたらやったらいいという先生もいるが、保険財源を考えると、暴論でしょう。
公的保険による治療は、本人やその周囲の健康水準を維持して社会の生産性を阻害しないためのもんです。
体治してさっさと稼げ、または、稼ぐ人の邪魔するな、ということですからね。
ところで、ここに多焦点眼内レンズというのがある。
老眼にも効くし、白内障手術年齢の低い施設は、これをやってることを理由にするかもしれない。
私自身の実感としては、あまりやりたがる人もいないのです。ひとつには公的保険がきいても、自費並みに高価いこともある。
先進医療としても、なんだかあつかいがややこしくなっている。
これを、一般の民間保険の「先進医療特約」が使えるから、といって勧めるのが、症例を増やすキーなんだそうだ。
言っちゃわるいが、それでたくさんやってるなら、これはバブルです。
今後見直しも入って一気にしぼむだろうという人もいます。
どうなることやら。
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