孤独のグルメと深夜食堂
2012-05-20


「孤独のグルメ」すでに放映は終わりDVDも出ていると思うが、関西では放映されなかった。やっと見たのですが、単行本分の原作が古いせいか、店の選択もふくめてほとんど脚本家の作品じゃないですか。東京B級グルメ案内みたいな感じで最後に原作者もお店と馴れ合ってるし(悪いとはいわないが、はじめて伺うとかいってるんじゃ、どこまで原作者の意味があるんだか)、そりゃ関西で放映しないのも仕方ないか。

主演は「深夜食堂」で主要脇役のアニキしてた役者さんである。そのときの印象より年配であった。
濃い人間ドラマ(笑)が繰り広げられるわけではないにしても、おっさんおばはんがうろうろ安い食堂の周りに出てくるのは同様で、「深夜食堂」が当たったので通った企画配役じゃないのかと思う。
おっさんおばはんがただうろうろすること自体にはぜんぜん異論はないのですが。料理をネタにした成長物語、対決物語は私はいらんし。
次に危ない(何が)のは、モーニングのうなぎのコミックですかね。

関係ないけど「深夜食堂」は、2にもなり、見るうちにどんどん思わせぶりで泣きの入る脚本になっていって、ちょっと見てられなくなった。この路線、はじめに私が意識したのは「魔法使いサリー」で、つまりは日本人の物語つくりは何も変わってないのだな(強引)。

もの飲み食いしながらやりとりする場面作りでいうと、小津の「秋刀魚の味」はすごいと思う。滑舌も間も比較にならないいまどきのテレビドラマなんだが、小津みたいに金と時間かけたら、小津みたいなことが、今できるんだろうかね。
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