小児科医遁走騒ぎ
2011-04-06


草津の私立病院から小児科医がいなくなり、かわりがこないという騒ぎがあった。

[URL]
草津総合病院:小児救急医療センター、後任医師が不在 小児内科休診 /滋賀 毎日新聞 2011年4月3日
「草津総合病院(草津市矢橋町)に併設の同市小児救急医療センターで1日以降、交代医師が着任せず、部分休診となっている、と同市が2日、発表した。」「市によると、1日に自治医大付属病院から3人が着任する予定だった。先月31日に引き揚げた前任医師から同市への連絡で着任の遅れが発覚。1日に市が草津総合病院にただすと「担当の病院事務長と連絡が取れない」と言われたという。」


ほんまに自治医大かと交渉してたんかと思うと、案の定怪しいらしい。

[URL]
内科医不在問題 草津総合病院、派遣要請せず? 滋賀 2011.4.6 02:59 MSN-Sankei
「草津総合病院(草津市矢橋町)に設置されている市小児救急医療センターの内科医師3人が着任せず、内科が休診している問題で、橋川渉市長ら市幹部が5日、市役所で記者会見し、草津総合病院から、医師派遣を自治医科大学附属病院(栃木県下野市)に要請していると説明を受けていたが、実際には要請していなかった可能性があると明らかにした。」



ここから先は関係しないでもない人たち(医大系マイナー、公立他院非医大系小児科、公立他院医大系メジャー、順不同)からの噂。まったくの当事者はひとりもいないので本当かどうか知りません。

噂1
草津総合の小児科(6人体制、医局は滋賀医大)が全員結束して辞める事になった理由は、勝手に当直料を半額にするなど待遇が悪いからである。相談の結果、4月以降は、1人は開業、あとの5人は徳洲会(草津市 300床くらい)に移ることになっていた。
滋賀医大小児科の教授は後づけで、医局会も経てこの5人の徳洲会への移動を認めた。でないと草津市の小児二次救急はできなくなる。この話は昨年11月には決まっていた。
ところが草津の徳洲会は3月30日(ころ)、全員の内定取り消しを、小児科教授に通知。これをもって血の粛清事件とか 金曜日の虐殺 とかいうらしい。
こまった教授は5人を滋賀県内の公立病院に1名ずつ押し込んだ。結果的に草津の小児2次救急がなくなったので、滋賀医大が小児科当直の人数を増員して引き受けている。滋賀医大的には赤字増。
草津は医療圏としては大津にあたり、県の動きは鈍い。困った草津市市長が滋賀医大小児科を尋ねてきたけど、どうにもならない。

噂2
草津総合はもともと自分勝手に動くので嫌がられていたが、今回、滋賀医大小児科医局にことわりなく、成育医療をするといってほかにも小児科医をあつめ、つきあいきれないので滋賀医大が引き上げたらしい。

噂3
草津総合は、成育医療導入を口実にいろんな補助金をいれ、事務局長はそれを着服していた。滋賀医大小児科医が逃げてそれどころではなくなり、自治医大から呼ぶと適当にいっていたがなんともならず、遁走したそうだ。


なにがなんやら藪の中。あくまでも噂です。
徳州会がかかわるとしても、いきなり手を引いた理由もいまいち読めない。かわりになんかのバックアップを得られるつもりだったのがないのがわかったとか、ですかね。噂からさらにいろいろ類推するのも馬鹿ですが。


(追加 4/7)

噂4
徳洲会は、全員の内定取り消しを通知する前々日に、県内のおもだった小児科医に、経営的側面からの小児科の運営法について聞き込みしていたらしい。
取り消し後、小児科教授が徳洲会にいったが門前払いされたとか。


小児科2次救急引き受けても、経営的にどうにもならんことにマジで気づいたのかも知れません。

(追加 4/12)

噂5

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