この人、ときどきまともなことをいうのですよね。
[URL]
「消費税還付の年収、バナナの叩き売り」―共産・志位氏2010年7月2日21時18分 asahi-com
いっぺんとってから再分配というのは役人の理想だろう。たぶん、すべての給料もいっぺん国庫に入れて再分配したいのだろう。
金のコントロールが好きに出来る上に仕事も増えるからである。
仕分けのなにがいけなかったかというと、権限はそのままにして事業だけ簡略化しようとしたからだ。役人の権限も大幅になくしてしまい、必要というならほかから金が引っ張ってこれるようにしなけりゃどうしようもないだろう。
余分な金が集まったら役人は余分な使い道をみつける。とにかく彼らに金と権限を与えてはいけない。
そして、なにかあったから責任取れとあまり役人に言い過ぎてはいけない。それを彼らは規制強化の口実にするからだ。とくに司法はいけない。過失だのなんだのいいすぎる。なんでもかんでも国家が面倒見てくれりゃ働く気のないもんは楽かもしれんが、その金だれが稼ぐのかね。
「働かざるもの食うべからず」というあたりまえの台詞がどうして通用しないのか。ところが、共産党はもともとが「払える人が払えない人のために払え」というまったくわけのわからない主張の政党だからどうしようもないのだが、冒頭の記事のように、結果的に一瞬まともにみえてしまうことをいってしまうのが面白い。
セコメントをする