2010-01-11
昼飯後、友達と待ち合わせのある娘にたのまれて四条河原町かいわいまで車にのせていってやり、そこから南下。
運転免許場の近所に、大学の頃の写真部の顧問の先生が住んでられて、同級生の年賀状にこの先生があたらしいカメラを買われたそうなのでちょっと面白がって見に寄せてもらった。アポもなし。ずっとフィルムで、むかしアサヒカメラとかで賞ももらわれたひとである。
もと基礎の教授で、80超えてまだ研究の話だのあれこれとりとめなくされて、浮世離れした感じで一見なにがなんだかこの人ぼけてるんじゃないかという印象をうけるだろうが、20年以上前からこうなのはよく知っている。
ライカの M8.2 が、静音処理していない私の M8 よりずいぶん静かであった。6ビットコードも UV/IR フィルタのこともご存じない。しっかりしろよ、京都 MJ。ライカカスタマーとして登録はしてさしあげたが、フィルタープレゼントはもうおわったんだろうか、サイトでよくわからなかった。平気でカラーで使ってられて、自分でプリントすると青っぽいとぶうぶう。そりゃシアンかぶりしますって。
以前の話をいろいろきくにつけても、どんな世界でも、実力のほかに、上の人の引き立てというのは重要なもんなんだなと思った。そのこともちゃんと自覚はしておられる。
そんなもんなしでもなんとかなる人はなるんだろうが、それがあったらより何とかなった人はたくさんいるんだろう。でも、うちの出身大学のもんは、群れる能力のないもんが多いしなあ、、、、他人事のようだが、自分のことは棚に上げないと仕方ない。
ご夫婦で暮らしておられるが、ご高齢のおふたりがよくもまあという感じ。ご病気も多いようだし、なにかあったらどうなるんだろう。病院に付属した老人ホームに体のそこそこうごくうちに入ってしまった家内の母上は、あれはあれでよい選択だったと思うのだが。核家族化に踏み切ったのは、戦後成人したこの昭和一桁だったことをあらためて実感した。団塊がいろんなものをぶっつぶす下準備をした世代なのだな。
私の同級生のほうは、以前に、重くてもう扱えないというのでタチハラの大判カメラをゆずっていただいた。その同級生が、病院での記念写真をとったら腕時計までわかったといっていたが、そんなもんよりちゃんと写真とってみせてくれよと顧問の先生おっしゃるので、 M8 で正月こないだ撮ってきた写真をお見せする。このときにもっていったレンズは DualHexanon と Nokton35mmF1.2 だが、けっきょくほとんど DualHexanon になった。DualHexanon だと21ミリ枠(28ミリ相当)がないので、外付けファインダと併用。これが間違い。
M8 はうるさいカメラで、デジは焦点にもブレにも露出にもきびしい。写りから言うとむしろ日中シンクロなんかを前提に使ったほうがよさそうに途中から私は感じた。音が高くてもハイスピードシンクロできることにはそれはそれで意味があったのだね。
そしてストロボをつけるなら明るい Nokton を組み合わせる意味がないうえに、外付けファインダが使えない。なんで28ミリ相当枠をつけてくれなかったんだろうかね。28mm(35mm相当)をもっていくべきだった。
そのうち M9 買ったらまた見せに来ますといって辞したが、いつになったら買えるのやらそれまで元気でいてくださるのやら。
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