2010-01-08
緑内障の手術について語り合うという変な会があった。
早めに職場を退けて、帰宅後大阪へ。滝井で遅い昼飯でビフカツを食い、週間漫画を読んで、会場へ。
そもそも緑内障は、視神経が加齢とともに特徴的に萎縮して視野が欠ける病気で眼圧は危険因子に過ぎないが、現状では眼圧をより下げるしか対応方法がない。で、点眼でもだめなら手術になるが、ろくな手術がない。
うちの大学系統はトラベクロトミーというものをするのだが、けっこう敷居が高いようだ。で、前房内からシュレム氏管内壁を焼ききる器械が開発されたがアホみたいに高い。その器械をつかった trabectome の話が一題。これって trabeculectomy ab interno と呼ぶべきものではないか。
それに、そのシュレム氏管に糸をまわしてすこし前房側に盛り上がる形で締めて、シュレム氏管を拡張させる(たぶんこのとき角膜内皮網側にデスメ膜がはがれて広がるんだろうと想像) canaloplasty が1題。これもガイドカテーテルシステムが高い。
トラベクロトミーというのはお安くていい手術なのだなとあらためて思った。術後の成績もほとんどかわらんようにみえるんだが。
an at otr
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